■パラグアイ基礎情報
南半球に位置し、南アメリカ中央南部に位置する共和制国家である。
東と北東をブラジル、西と北西をボリビア、南と南西をアルゼンチンに囲まれている内陸国である。
首都は、アスンシオン。
人口約630万人。総面積406,750km2と日本の面積の約1.1倍。
人口密度は、15人/km2と、日本の約20分の1(日本は339人/km2)。
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パラグアイの国旗 |
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■パラグアイと日本の関係
1937年に日系人が初めて入植して以来、日系パラグアイ人の貢献が高く評価されて伝統的に友好関係が続き、日本は非常に高い評価を受けている。
日本人・日系人約7000人が住んでおり、2007年には移住70周年記念祭典が催された。
1959年に締結された移住協定は1989年に効力無期限延長改定され、8万5000人の日本人移住者が受け入れ可能となっている。
なお、1976年以来、2004年を除き、日本が最大の援助国である。
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■パラグアイの農業について
パラグアイの産業で最も重要な働きをしているのは農業であり、パラグアイは世界でも三番目の大豆輸出国です。
輸出品目は大豆、小麦、農畜、電力が主。近年は甘味料や健康食品、化粧品の原料としてしられるステビア生産にも力を入れています。
農業生産および輸出は、外貨獲得の重要な手段であり、その成長は同国経済の中で重要な位置づけである。大豆の生産量415万トン、トウモロコシの生産量140万トン(2008年実績)と大幅に増えてきています。
農水省 パラグアイ農業概要はこちら(2010年7月のデータ)
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パラグアイ共和国 広大な大豆畑 |
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■パラグアイの日本人移民農家「日系農協中央会」
パラグアイ日系農協中央会には5つの日本人農協が加盟して組合員総数500名、所有農地60,000ha(岐阜県の総農地面積と同じ)の農地からは
毎年大豆15万トン、トウモロコシ10万トン、ほかに麦、マカダミアナッツ、ゴマ、野菜を生産しています。
ギアリンクスは平常時からパラグアイ産作物を紹介しながら緊急時には日本人農協の協力を得て、大量の食糧を確保する仕組みづくりを進めています。
日本人向け農産物は非遺伝子組み換え、高品質を確保するため農協による厳格な検査で品質管理が高く日本の大豆・トウモロコシ需要家からは高い評価と期待を集めています。
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イグアス農協前で撮影 |
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■日系農業協同組合中央会の歴史
1978年 |
全パ日系農協連絡協議会発足 |
1980年 |
日系信用協同組合中央会創立総会(創立組合・・・ピラポ、フラム、ジョポイラ、アグロオリエンタル、アマンパイ、ラ・コルメナの6農協) |
1981年 |
日系信用協同組合中央会が法人格の許可を受ける。ラ・コルメナ農協脱退 |
1984年 |
アスンセーナ農協新加入、ラ・コルメナ農協再加入、日系農業協同組合中央会と名称変更 |
1985年 |
全パ日系農協連絡協議会の解散 |
1986年 |
日系農協中央会が東パラグアイ協同組合地方中央会を吸収合併 |
1991年 |
パラグアイ全国協同組合連盟創立に参加 |
1999年 |
エンカルナシオン青果物販売所落成 |
2003年 |
ラ・コルメナ、アスンセーナ農協脱退(統合の為) |
2004年 |
パラグアイ全国協同組合連盟中央会より脱退。イグアス農協脱退(青果物販売所部門譲渡の為) |
2005年 |
イグアス農協再加入、クルメナ・アスンセーナ農協新加入、青果物販売部門クルメナ・アスンセーナ農協へ譲渡 |
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コルメナ・アスンセーナ農協/組合員数
39名(撮影2006年) |
ラパス農協/組合員数127名
(撮影2004年) |
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アパンバイ農協/組合員数21名
(撮影2004年) |
ピラポ農協/組合員数134名
(撮影2006年) |
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イグアス農協/組合員数97名
(撮影2006年) |
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